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だいたいうたのこと

20170914 LEGO BIG MORL@WWW X

レゴの美しい音楽を、いつまでも聴いていたい。

 

終わったあとの多幸感を胸に、ライブレポートでは書けなかったニュアンス大放出MCも残しておこう。

 

「 心臓の居場所ツアーファイナル!楽しむ準備はできていますか! 」
きんちゃんの声に高鳴る心臓。

 

ドキドキとワクワクが交差する中、軽快なスネアのリズムとともに、未来のイントロが鳴り響く。
それはまるでこれから始まるツアーファイナルを彩るような音のピースたち。

 

君じゃないと意味がない、君がいないと始まらない!!
いまの感情を体現するその歌詞に、すべてを預けて。

 

 

勢いは止まることなく進んでいく。
wait?のイントロってなんであんなに揺さぶられるんだろう。
ステージ上のぐつぐつ煮えたぎるような熱が開放されて、会場全体の温度が上昇していく。

 

聴き込んだアルバムの曲たちを目の前でレゴが演奏していることの嬉しさ、
いつもの曲に体を揺らす楽しさ、ひさしぶりに聴けた曲への興奮。

ボルテージはあがる一方。

 


ひとつの区切りのあと、ステージには大ちゃんとシンタロウさんが残る。


大ちゃんが刻む不規則なドラムのリズムににやり、と笑って鳴り響くシンタロウさんのベース。

 

ドラムとベース、ふたりだけの世界でセッションはどんどん進んでいく。

 

ヒロキさんときんちゃんが出てきて、バスドラとシンバルを。
このときリズム隊のふたりをキラキラおめめで見つめながらバスドラを叩くきんちゃんが非常にわんわんおでした。(∪^ω^)

 

 

ステージ上で巻き起こる熱の渦にフロアを巻き込むように、大ちゃんが「 いけるかー!!!! 」と叫んだ後、ドラムスティックでベースをリズミカルに叩く。

 

わあっと歓声のあがるフロアに笑顔を見せる大ちゃん、その姿をみてとってもいい笑顔をみせるギタリストふたり。

 

レゴおじさんたち、かわいい!!


負けじとベンベンベースを鳴らすしんたろうさん。
ふたりともバキバキのプレイなのに、見せる笑顔はとってもキュートで意味がわからない。かわいい。

 

フロアに見せつけるようなベースプレイに会場中が魅了されて、釘付けで、キラキラしていた。

 

白熱してぐんぐんと熱くなるフロアに向けて、始まる真実の泉のイントロ。

 

あの瞬間、ほんっとグッとくる。待ってました!と言わんばかりのフロアの歓声。

さいこうにきもちいい。


「まずは君を笑顔にしてみようか」

ぐんぐん増していく勢いに、サビで爽やかに弾ける音たち。

きんちゃんのやさしい声がフロアを包んで突き抜けて、跳ね返る笑顔の波。
きれい、きもちいい、ほんとうに爽快!!!

 


バランス。
何回聴いてもすきで。
わたしがレゴの音楽に触れたきっかけの曲だからか、思い入れが強くて。
ライブだとさいごのサビをきんちゃんが上のパートで歌うのだけど、それがとてもすき。

 


「 どこの会場でも言ってるけど、みんな、いい顔してるよ 」といってお客さんの表情を真似するヒロキさん。
そんなヒロキさんがいちばんいい顔してました。嬉しいです。

 

ヒロキさんがMCでとってもいいことを言っていました。(ニュアンスで脳内補完)
「 こんなにソールドアウトの文字をみることはなくて。自信を持って世に放ったこのアルバムを、みんなが評価してライブを見に来てくれていることがうれしい。 」

 

「 みんなの居場所が、レゴの音の鳴る場所であればいいなとおもいます。
じぶんたちは音を形に残すことはできる。だからいままでのレゴも、いまのレゴも、これからのレゴの音楽も、そばに置いてほしい。
音楽なんて人生でなくても死なないけど、レゴの音楽に気づいてくれて、ありがとう。
どんなに他のバンドに浮気したって、帰ってくる場所はここです。 」

 

そしてある程度ヒロキさんがまとめたあとにふられる大ちゃん。
バーブがかかったマイクで煽る姿にわらってしまった。
大ちゃん喋るだけで盛り上がるからいいよね。笑

 


最終回は透明。
誰もが(少なくともわたしは)「この曲からライブは始まるんだろうな」そうおもうような曲をこのタイミングで持ってくることの自信。
壮大な世界観と音の圧力に身動きが取れず、鳥肌が止まらない。

 

「 染まらないで 染まらないで ずっと 」
何色にも染まっていない美しい白い照明に照らされる4人が、美しさを際立たせていた。

 

 
美しい遺書、ヒロキさんがMCで「 音楽は形に残るから、ずっとそばに置いてください 」と言っていたことを体現しているような曲。

 

優しい表情の4人に、フロアの空気もやわらかく、淡く。


照らすよ 照らすよ あなたのすこし先を
歌えよ 歌えよ これはぼくらの歌だ
燃えるよ 燃えるよ ぼくらの詩を残して
歌えよ 歌えよ ぼくらの 証を

 

 

少し先の未来でうしろを振り返りながら待っていてくれる、レゴの音楽はきっとこれからもそうなんだろう。
先を照らして、導いてくれる、そんな音楽であり続けていてくれることを証明してくれた。

 


アンコールではRise and set でパキっとした空気のあと、
映画のために書き下ろした新曲、「一秒のあいだ」を披露。
爽快で壮大、立体的な音の圧力に鳥肌がとまらなかった!

 


ライブの最後を飾るのは、アルバムの核となる曲、居場所。

 

 

「ここがいいんだよ あなたの横にいれば 僕の居場所を知ることができるんだよ」

 

 

これまで探し続けてきた「心臓の居場所」がいま、証明され、完結するかのような。



鳴り止まない拍手と、あたたかな空気。
レゴが音を鳴らす場所が、心臓の居場所、わたしの居場所、大切に守りたい居場所。


LEGO BIG MORLを心の底から愛していると改めて実感した、ツアーの集大成だった。