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だいたいうたのこと

20170519 シネマのキネマ@キネマ倶楽部

二度目のキネマ倶楽部は、とってもめらめらしていた。

 

正直なところ、前回はレーベル側が推している若手バンドをバーターで出させてください!ごますりすり!みたいなにおいがしたのでちょっとなあ?というところがあったのですが(個人的におもったことです。そして各バンドかっこよかった)。

 

今回はちゃんシネマ、本気出してやんよ!!感があってものすごくたのしみにしていました。

 

 

一発目はPELICAN FANCLUB。
友だちに教えてもらって、わたしも二年ほど前から聴いていたけれど、みんなとはなしていたり、シネマのMCでもはなしていたけど、シネマメンバー(というか瑞規さん?)がすきそうな音楽だなあ〜、たしかに!と納得。

 

新しいアルバムの、深呼吸からシネマのキネマ、スタート。


軽やかで弾むような音楽のイメージがあったけど、実際聴くととても力強くて、ひとつひとつの音がずしん、と響く。
アンリさん独特の、透明感のある歌声は生で聴いてゾワゾワした〜。

 

Night Diverは、タイトルどおり、ふかいふかい海にもぐり込んだみたいにゆらゆら。
それなのに、メロディラインは疾走感があっていまおもいだしても鳥肌がたつ!
くるちゃんのギターリフがきもちよいのです。

 

Daliは、MVも曲もだいすきでよく聴いていたけれど、ライブで聴くとすご〜くたのしい。しみちゃんのバスドラ、おもわず踊りだしちゃう!

 

 

cinema staffへのリスペクトをこめて、一曲カバーを。 」

 

始まったのは奇跡〜〜〜〜!!
はじまった瞬間、もうペリカンの曲だった。


シネマのよさとはまた違って、アンリさんの声をとおすとすべて、触れると壊れてしまいそうなほど儚いものになる。それゆえに美しい、みたいな…うまくいえないけど、きれいだった。

 

記憶について、を経て最後は花束。
やさしい、オレンジ色とピンク色のイメージ。
Aメロなのかなここ…かみやまくんとのハモリがきれい。


しっとりシメるところがペリカンらしくてすてきでした。やさしいきもちになれる。

 

念願のペリカンのステージ、サイッコーでした。
なによりも、しみちゃんのドラムは聴いててものっすご〜〜〜〜〜くきもちいいのです!!!!

 

おもっているよりドラムは手数が多くて、そのひとつひとつを丁寧に叩いていたのが印象的。
そしてお客さんやメンバーを見渡してはニッカニカの笑顔でたのしそうに演奏していてなんじゃあこりゃ…犬じゃ…(千鳥)とおもわずわたしのなかのノブが顔をだしました。

 

 

二番手はSHE'S!
これまでも何度かステージを見る機会があったのだけど、SHE'Sのステージは爽やかで、熱くて。
個人的にはいまの季節に聴きたい曲がたくさんあります。うれしかった〜!

 

宝塚入場(とわたしは呼んでいる)しながら、竜馬くんだけヘンテコなポーズで出てきててわらった。笑
のちのMCで判明したのだけど、「 関西人だから、一発ギャグやりながら出よう、ってはなしてた 」とのこと。

 

Un-Scienceから遠くまで、風のようにふわりと歌いあげる竜馬くんの声は突き抜けてきもちいい。

 

かんたさんのギターがよく聞こえる位置で見ることができたのですが、彼のギターはまるで歌っているみたいですごくすきです。
そして彼もお客さんを見渡してはニコニコ、うんうんと笑顔満天でした。
うれしそうに演奏するバンドマン、ずるい。アーメン。

 

しんごさんのクールすぎるMC(わらわない、はなすトーンがおなじ、わらわない)とか
いつもは意図的に無視されているのに、この日はナチュラルに無視されていてたきむちゃんとか…SHE'Sは個人のキャラが立っててさすがだなあ。

 

 

三番手は、はじめましてのAge Factory。
宝塚入場せず、リハからそのまま本編へ。
轟音に負けない力強い、男臭い叫びに鳥肌がぶわぶわわわ。


前述の2バンドとはちがう世界観に、ただただ、圧倒されるばかり。

 

時折2階席を睨みつけるようにうたっていたエイスケさん。
闘志メラメラなかんじが真っ赤な照明とピッタリでぞわぞわ。

 

金曜夜には、きみとふたりで映画をみよう、みたいな歌詞の曲が、暗い街のなかにほんのりした灯りをともすようなあたたかさがあるように感じた。

Age Factory、もっとちゃんと聴きたい!

 

 

ペリカン、SHE'S、Ageとそれぞれの個性を受けとめまくってすでにメンタルは瀕死状態のまま、トリのシネマへ。


個人的に、2017年に入ってからシネマのバンドとしての活動を目撃できる機会をことごとく仕事に邪魔されていて、今年初のバンドセットシネマでした…うれしすぎた…

 

AMKからはじまったシネマのステージは、後輩バンドに負けない気迫たっぷりでグッときた。
そのまま西南西へ続き、一気に熱気むんむんのキネマ倶楽部。これこれ、このかんじ待ってた〜!たのしい〜!

 

返して、をさわやかに演奏したあと、しばしのMC。


キネマに出てくれた各バンドの話と、熱源リリースの話題のなかで、瑞規さんが「 もっかい感謝していい? 」と何度も「 ありがとう 」と言っていたのがとても印象的。

 

ひさしぶりに聴いたwarszawaはキネマ倶楽部の雰囲気ピッタリで、曲の世界観にのまれそうになった。
サビでミシシがハモるところも、ライブならではでうれしい。

 

エゴは、前回リリースされたばかりの頃にもこの場所で聴いたけど、当時と比べて熱量を増していてものすごくたのしかった!
そして何度ライブでミシシが間奏のクラップをしようと、決して動じない屈強な上手勢たち。笑
おかげであの場面、わらうとこじゃないのにわらっちゃうんだよ〜!

 

さいごはtouでしっかりシメて本編終了。
何度見てもさいごのサビで辻さんがジャンプするのがきもちよい。たのしいね〜!というきもちになる。

 

アンコールは、熱源から僕たち。
まだアルバムきちんと聴けていないダメなファンなので、しっかり聴いてから改めて感想つらつらと書き連ねたいとおもっています。


すごーーーーく濃い夜でした。
シネマの自主企画、もっとやってほしい。
ひさしぶりのシネマのライブ、やっぱり最高だし最強だ。たのしすぎた〜。